加熱処理をした後にボトルに詰めて配布する天然水

おいしい水を自宅で飲用できるウォーターサーバーには、天然水タイプと純水タイプの2つに分かれます。天然水タイプというのは、企業が保有する山間地から湧き出る水を収穫する形です。山間地から回収した天然水は、加熱もしくは紫外線などを利用して滅菌処理をしてボトルに詰めます。天然水の中にはたくさんのミネラル分が含まれているので、収穫される土地の環境によって水の味に違いが生まれます。さらにミネラル分は体に必要な栄養素であり、天然水タイプを飲用することで上質なミネラルを吸収できることから体に良いです。

ただし天然水タイプはボトルに詰めて運ばれるので、そのボトルに詰められている水がなくなれば新しく送られてくるボトルに変えることになります。そのため天然水タイプは、どうしても値段が高くなる傾向にあるのです。

水道水を特殊なフィルターを通して作るRO水

ウォーターサーバーのもう一つの形の純水タイプというのは、別名RO水と呼ばれるものです。このRO水というのは、ウォーターサーバーにROと呼ばれるミクロ単位で編み上げた繊維でろ過をするフィルターが内蔵されています。そのフィルターを通すことで、水の中に含まれている成分を取り除くことができるので臭いも味も少ない純水ができあがるのです。純水のメリットは、体にとって負担が少ないことです。ミネラル分は体に良いといいましたが、体に吸収できる量には限度があり、それを超えると過剰摂取になります。

大人の体であれば臓器による循環で負担は少ないですが、臓器が未発達の0歳から6歳までの子供の場合だと天然水のミネラルは負担があるのです。そこでROフィルターを通すことで余分なミネラルを含めて雑味を取り除けば、0歳から6歳の子供でも安心して飲用することができます。基本的に水道水を使うので、天然水に比べて値段が安くなります。